記事に書いてなかったけど、5月末にトロントに行って来た。
Next Music from TOKYO!!!っていう、クレイジーなイベントで。
これは、トロントに住むスティーブという日系カナディアンが、全て彼の実費で東京のインディーズバンド5組をカナダツアーに連れて来たと言うもの。
バンクーバー、モントリオール、トロントの3都市。
あたしがラジオ番組を持っている事から、あたしの所にプロモーションの依頼が突然来て知り合うきっかけになった。
うちの番組で数ヶ月前からメンバーにインタビューをしたり曲を紹介をしたり、そんな交流をしているうちどーーーしても公演が観たくなってトロントに飛んだ。
バンクーバー、モントリオールを終えて最終ラウンドになったトロント公演。そこで、ボーカルがマイクから感電というとてつもないハプニングがあり、3バンド目でショーは中止になった。
彼は救急で運ばれて幸い大事に至らなくて済んだものの、会場は当然の事ながら騒然だった。
民謡のツアーを間近に控えていた自分の立場からして、ツアーをコーディネートしていて起こるハプニングは人ごとじゃない気がした。その時ほんとに怖くなった。
このインディーズバンドツアーの企画者、コーディネーターは、とてつもないと思う。
バンド5組を引き連れて、しかもチケットは$10と破格。
ツアーが成功だったにしても、一体いくらの売り上げがあったんだろう。
旅費も滞在費も基本的に彼が全部受け持ったはず。
情熱と音楽に対する愛情と、それだけが全ての機動力になってて。
そんで自分がプロモーションでどんだけ動き回ってたことだろう。
ウェブサイト。新聞。ラジオ。広告。ポスター作り。ロゴ。ステッカー。会場。ボランティア集め。カメラ、映像。プレスリリース。
いろんな費用があって、売り上げなんて絶対追いつくはずない。
そんで、とんでもないハプニングもあり。
ほんとたくさんの、いろんな感情を抱えたと思う。
「割にあわない」って言ってしまえばそれで全て終わるんだなって思う。
それでも、「第二回目をやる」と言う。
利益なんていらないと言うのはきれいごとだし、働いた分の見返りは欲しい。
でも、お金ってなんだろ。
何度も自分の中で思うのが、お金を持って墓場に入るわけでもない。
相続がどーのって考えたらきりがないけど、結局人がお金を動かしているだけで、お金に動かされてるわけじゃない。
得るものはいろいろで、要は自分の願望を満たしてくれればそれで十分得たってことになるはずなんだ。
だからクレイジーな企画者そしてアーティストは、それでも二回目三回目を目指すんだ。
だからあたしも二回目目指そうと思う。
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私が好きなフレーズに、
‘He is crazy but not stupid’
というのがあります。
何かに関してとてつもなく熱狂して周りが見えないのですが
決して間違いを起こすような感じではない・・・
そうありたいですね。
日本では、ぜんぜんcrazyじゃないのに突如として
取り返しのつかないstupidな行動に出る人が
増えています。
何かに熱狂すればいいんですよ。ただ。
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あたしも好きです。バカじゃなくて、クレイジーなの。
絶対熱狂から生まれるパワーって大切。
うちのカレッジの恩師にも「クレイジー」以外に絶対言葉が見つからないような人がいるけど、
最高!!
彼の息子もかなりおかしい。
好きだなーーー、好きなものに狂ってる人。
そんなわけで、今後も熱狂させてください。[絵文字:v-14]