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カナダのおばあちゃん

公開日 2009.10.18 (日) 最終更新日 2021.02.20 (土)

最近、カナダへ来てからずっとお世話になっていた友人のおばあちゃんが亡くなってしまいました。
電話で知らせを受けたのが月曜。
ちょうどサンクスギビングの週末に亡くなったらしい。

とは言っても、実際聞いただけだと全く実感が湧きません。
友人の話でいろいろ状況を聞いて悲しくなったけど、離れているとピンと来ない。

ずっと一人で死ぬのを怖がってたというおばあちゃん、最後は家族に看取られて、静かに亡くなったとのこと。

最後に会ったのはあたしがバンフへ引っ越す前日。
友人と、そのおばあちゃんと3人でタイレストランへ行った。
彼らのお気に入りのレストラン。
あたしはその日いろいろ他にも予定が会って落ち着かなく、いろいろと訳あってあまりいいムードじゃなかった。
最後一緒に写真撮って、カードやちょっとしたプレゼント渡して。んで最後の最後にまたおごってもらった。

あたしは彼女にめちゃめちゃ可愛がってもらった。あたしが訪ねるといつも喜んで迎えてくれて、いっぱいごちそうになった。話し好きで、いつもあたしにたくさん似たような質問投げかけて来てた。誕生日には毎年カードもらった。

あまりお返しも出来ず。でもこういうのって、お返ししなきゃって思ってて出来てない時に来るんだよな、いつも。

いつもいつも食事ごちそうになって、遊びに行くと大歓迎されて、誕生日パーティーにも来てくれて、あたしも招待されて、家族同然のように可愛がってもらった。
あまりに毎回ご飯ごちそうになってたもんで、一度お返しにと和食作った。手際悪くてすっかり遅いディナーになったにもかかわらず、ニコニコして嬉しがってくれてた。

いつもいつもスクラブルの話をしてた。
若い頃はバレエダンサーとしてプロを目指していて、期待をかけられすぎて無理な練習で背骨を負傷し、それが元でバレエの道を断念したらしい。
そのせいか身のこなしが優雅だった。

90代とは思えないほど活動的で、若々しくて、すごく冴えてて頭よくて、冗談も得意で、なんか知らないけど妙にフィーリングがあうおばあちゃんだった。
誰が見ても好きになるような雰囲気を持ったおばあちゃんだった。
誰が見てもびっくりするくらい素敵な人だった。
天国以外に行く場所はないと思うけど、にしても天国ってどこだ?

数ヶ月前まで一人で歩いてたから、もういないなんて実感わかない。
身近な人の死には何度もあってきてるし、今回はいい人生を送ったであろうおばあちゃんの死だから、ある意味時が来たってだけのこと。そして、彼女が望んだ通りの、家族に囲まれた最後だったってことで良かった。

体調が本格的に悪くなってから入院していた期間もすごく短かったらしいし。
いい人生だったと思う、って友人の話。

そんなわけで、今月末お葬式で一度バンフを離れます。
メモリアル、ハロウィーンの日だって。
なんか妙な日に当たったなー。

でもせめてあたしがネルソンに一度戻って、少しでも何かしてあげれた後だったらな。
最後に会ったのはあたしがバンフに来る前日で、しかもごちそうになったし。

多分そこに帰るまで、「安らかに」とか言えないかも。
記憶にはいつもの元気な姿しかありません。

 

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